Episode 3::
Tシャツの
変わった話
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レアなものや珍しいもの、はっきりいって変なものやおかしいものなど、いろいろなTシャツの目撃情報を集めました。ぜひぜひご笑覧ください。
先輩のTシャツ
高校時代に憧れていた先輩はいつも黒いTシャツを着ている人でした。
デザインはまちまちだったけれど、すべて黒色だったんです。
同じ陸上部の一つ上の先輩で、
私はその先輩と話すと顔が真っ赤になり、うまく話すこともできないほどでした。
だからいつもその黒いTシャツを目で追うだけでした。
ある日の部活帰りに私は、
その先輩と同学年の女子の先輩が彼に何かを渡しているのを偶然見てしまいました。
その日から彼はその女子の先輩と一緒に帰ることが多くなり、
校内でも付き合っているという噂が流れました。
それはたぶん本当でした。
いつも黒色のTシャツしか着なかった彼が、次第に白や青や緑など、
いろいろな色のTシャツを着るようになったのです。
すごく落ち込みましたが、
私はずっと憧れていた先輩を諦めきれず、しかし告白をする勇気もなく、
彼の卒業式の日に思い切って
黒色のTシャツを下さい。
と言いました。
彼は笑顔で私にそれを手渡し、
元気でな。
と言ってくれました。
GジャンとTシャツ
とある仕事で私はTシャツについて色々と調べごとをしていたら、あるインターネットの掲示板に、 「ジャケットとTシャツの重ね着の名前を教えて下さい。
正確に言うとデニム生地のジャケットとTシャツの重ね着の名前を教えて下さい。”ジャケットとTシャツの重ね着”という風に、名前が無くても回答してくださると嬉しいです(笑)」 という質問があった。 たぶんこれは、ジャケットの下にTシャツを着る、ごく一般的なファッションのことだと思うのだが、私はそんな普通の重ね着にも名前があるのか? と疑問に思い、どんな回答が寄せられるのだろうと期待して先を読み進めた。
そうしたらある方がこういう回答を寄せていた。 「まったく意味がわからないのですが…。逆に質問の意味を知りたくなったので回答したいと思います。”GジャンとチームTシャツ”じゃないんですか?」 質問した人はそれを無言でベストアンサーに選んでいた。 私はパソコンの前で1人、笑ってしまった。
Tシャツの宿題
家庭科でTシャツをアレンジする宿題が終わらない。
妹がそう言って泣きついてきたんです。
男の俺に家庭科の宿題…?
と思いつつも詳しく話を聞いてやると、
次の学期にTシャツを製作するんだけど「半加工Tシャツ」という途中段階の材料をもらい、これに1箇所以上自分なりのアレンジをする、
というのが宿題の内容らしいのです。
Tシャツそのものは次の学期に製作するから完成しなくても良いとのこと。
どうしたらいいの?
と、時間がないらしく焦っていました。
そこで少し考えて、
布用のボンドとクレヨンが売っているからそれを買って、あとはいらなくなったTシャツを持ってこい
と命じ、妹は素直に揃えてもってきたのでまず、
いらなくなったTシャツのプリント部分を切り取り、布用のボンドで貼る。
あとは布用クレヨンでTシャツに好きなように描け。
と言って適当に終わらせました。
結果、Tシャツの評価はイマイチ。
家庭科の先生曰く、ボンドじゃなくせめて縫いつけろ。ということらしいです(笑)
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